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Antennarius biocellatus golden

ブラキッシュウォーターフロッグフィッシュ(淡水カエルアンコウ) “ゴールデン”

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種としての学術記載は1817年と古く、これまでは海水魚として流通していたかもしれませんが、観賞用熱帯魚として紹介されたのは2015年のこと。

輸入業者から初めて聞いた時には「たまたま汽水域で採集されただけのカエルアンコウだろう」と思っていましたが、調べると淡水~汽水域に生息する種がいるとのことで、自分もまだまだ無知だったんだな・・・なんて思ったり・・・。

紹介されてからの総数もそれほど多くは流通してはおらず、そのため、飼育に関してはまだ確立したところまでは至っておりませんが、塩分濃度を高くした場合の方が芳しくない結果になる例が多いので、加塩するにしても0,1~0,3%の低濃度を保つことをお勧めします。

また、海水性のカエルアンコウにもいえますが、大量に餌を与えたり、大きな餌を与えると状態を崩す傾向にあります。

最も適しているのは、排泄物を確認したら餌を与えるという与え方。
与えると加減なく食してしまいがちなので、適量を与えるようにしましょう。

以前に比べれば輸入されるようにはなりましたが、海水性のカエルアンコウに比べても絶対数が少ないらしく、また、流れのある川での採集ということもあり、それほど簡単には採集できないと聞きます。
特に色変わり個体は発見率も少なく、いる時が飼い時と言えます。

そんな魅力たっぷりなカエルアンコウ、いるときにぜひ!


◎体色は環境や気分で変化し、画像よりも明るく綺麗な時もあればくすむこともあります。

◎入荷時の塩分濃度は0,2%でしたので、導入時時には同じ比重にてスタートしております。
徐々に濃度を低くして、現在は0,1%にまで下げております。
最終的に淡水にて維持管理するようにしてはおりますが、毎度早い段階で売れてしまうこともあり、加塩状態で販売することの方が多いのが現状です。
“淡水カエルアンコウ”と称してはおりますが、この辺りはご容赦ください。


◎数年前には産卵の報告がありました。
排卵に近いものだと思われ、早い段階で溶けてしまったようですが、繁殖も視野に入れて飼育することも可能に!?
髭や毛のような皮弁が多い個体がオス、無いものがメスということも言われたりしていますがそうではありません。
そうなると、雌雄判別も出来ないので繁殖するにしても・・・ではありますが、複数飼育も可能な種ですので、数多く飼育してみて下さい!


※画像の個体を販売いたします(画像の1メモリは1cmです参考ください。
※店頭でも販売しておりますので、更新が間に合わずに在庫数が異なる場合がございます(現状優先)。
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石井 裕介

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